

乗務は1日4便程度。日々の乗務で
たくさんの経験を積むことができるのも
ANAウイングスの魅力です
#運航乗務職掌
中村 隆太
運航部 B737乗員室2020年度入社-
副操縦士となり、機長になる夢に一歩近づく
私が飛行機に興味を持ったのは、小学5年生の時です。家族旅行で飛行機に乗ったのですが、目の前で見る機体の大きさや圧倒的な音の迫力などに感動して、何度も空港を訪れるようになりました。そして、飛行機の操縦士になるという夢を持ち、航空大学校に進みました。
入社後はB737型式機の訓練と実際にお客様を乗せて飛ぶ路線訓練を積み重ねました。航大時代に小型機を飛ばす経験がありましたが、B737型式機ではより複雑なシステムを扱うため十分に理解したうえで乗務しなければならないところが大きな違いでした。
教官の厳しくも温かい指導を受け、副操縦士になったのは、2023年の1月。ファースト・フライトは、羽田〜石垣の往復でした。この航路は石垣島や宮古島の上を通るのですが、コックピットから目の覚めるような海の青さを見下ろして、ようやく一歩を踏み出したという気持ちになりました。家族を乗せて飛んだのも良い思い出です。 -
お客様を安全に目的地まで運ぶという決意
乗務についてコックピットに座った時、空港で展望デッキのお客様が手を振ってくださるのをよく目にします。言葉は交わせませんが、お客様の笑顔を見ることができるコミュニケーションの機会であり、いつもとても嬉しくなります。そして、お客様に笑顔で手を振り返しながら、「しっかり安全に運航して、お客様を目的地までお送りしよう」と改めて身が引き締まります。乗務の中でやりがいを感じる場面のひとつです。
安全に運航するためには、丁寧な確認が重要だと思っています。小さなことでも疑問に思う点があれば、一つひとつ丁寧に確認すること。そのためには、何でも言いやすい関係性を築いておくことが大切だと思います。普段からしっかりコミュニケーションを取っておくことで、話しやすい関係を作ることができますが、ANAウイングスは社員間のコミュニケーションが活発で、この点で秀でた会社だと思います。 -
毎日変わる天候の中、様々な空港での離着陸などを通じて
経験を積み重ねています乗務の際は、1日4便程度乗ります。ANAウイングスは、北は北海道、南は沖縄まで、日本全国に路線を張っているので様々な空港で離着陸を行いますし、日によって、あるいは地域によって異なる天候の中で乗務します。悪天候の日ほど、刻々と状況が変化することも少なくありません。そのため、ひとつとして同じフライトはないと言ってもいいほどで、日々の乗務の中でたくさんの経験を積むことができるのもANAウイングスの魅力だと思います。
ANAウイングスでは、副操縦士になってから機長になるまで約6年と言われています。そのため、機長昇格に向けて日々の勉強が欠かせません。運航中に考えるべきこと、決断すべきことはたくさんあり、さまざまな観点から安全に飛行機を飛ばすためのノウハウを蓄積しているところです。近年は“脱炭素”ということも重要視されていますので、安全に定時運航ができるようにということに加え、効率よく飛ばすということにまで視野を広げて、機長を目指したいと思っています。 -
夢の実現まで挫けずに進み、一緒に高い空を飛ぼう
実は私は学生時代にはひとりで行動し、ひとりで問題解決をすることが多かったのですが、入社後の訓練や他職種研修を通じて、ひとりで解決できることには限界があることを実感しました。様々な知識と経験を持つ人が集まり、協力し合うことで大きな力を発揮することができます。私も、仲間とともに進むということを自然と実行できるようになったと思います。
運航乗務員としては、副操縦士になるまで初期の訓練から長い年月をかけて、ひとつずつ技倆を積み重ねていきます。決して簡単なことではありません。私も何度も挫けそうになったことがあります。でも、苦労をともにし、切磋琢磨する仲間がいました。心折れずに続けていくことで、副操縦士への道が開けたと思います。一緒に訓練を頑張る仲間はかけがえのない存在です。
その先に、コックピットからしか見ることができない素晴らしい景色があります。ぜひ、ANAウイングスの翼で一緒に高い空を飛びましょう。私自身、日々のフライトから知識や技倆をコツコツ積み重ね、腕を磨いてお待ちしています。
1日のスケジュール
- 出社
- 乗務 羽田から福岡へ
- 乗務 福岡から中部へ
- 乗務 中部から石垣へ
- 石垣ステイ
- 食事
- 就寝