Health Management健康経営
01 健康経営宣言
ANAグループは、社員一人ひとりが心身共に健康で、いきいきと働くことが最も重要だと考え、2016年4月に「ANAグループ健康経営宣言」を行いました。⇒ANAホールディングス健康経営HPへ
ANAウイングスにおいても、2019年4月に「ANAウイングス健康経営宣言」を行い、健康経営の実現に向けて、会社・社員・健康保険組合が一体となって、「意識化」「行動化」「習慣化」に向けて、一歩ずつ取り組みを進めていきます。
宣言書
ANAグループは、社員一人ひとりが心身ともに健康でいきいきと働くことが重要と考え、
2016年4月に「ANAグループ健康経営宣言」を行いました。
ANAウイングスでも2019年からチーフ・ウェルネス・オフィサーを任命し、
健康経営を本格的に推進してまいりました。
健康であることが仕事への集中力アップ、効率化にもつながり、
私たちが最も大切と考える、安全運航の堅持にも通ずると考えています。
健康経営銘柄にも挑戦し、2021年度には初めてホワイト500の認定を受けることができました。
運動を促すためにウォーキング大会を開催、WEBを使った各種セミナーも開催しています。
また体だけではなく、心の健康についてもストレスチェックをおこなって、
自身の心の状態の自覚およびメンタル疾病の予防を図ることを目指しています。
これからも社員の健康につながる新たな取り組みに挑戦していきます。
ANAウイングス株式会社
代表取締役社長 江島 聖志
当社は3年連続で経産省と⽇本健康会議が共同で実施する※「健康経営優良法⼈(⼤規模法⼈部⾨)」に認定されました。
02 健康経営推進体制
従業員・健康保険組合・会社が三位一体となって実戦していくことに加え、健康経営の最高責任者であるCWO( Chief Wellness Officer )指揮の下、社員の健康にかかわる状況を正確に把握した上で、各種健康増進施策を進めていきます。
健康経営の促進
健康経営の推進にあたっては、以下の4つに重点的に取り組み、PDCAサイクルを循環させています。
自社の健康課題を分析して定期的に施策の効果検証を行い、必要に応じて見直しを行います。
ANAウイングス健康経営宣言
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01健康管理の取り組み
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02疾病予防にかかわる取り組み
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03メンタルヘルスにかかわる取り組み
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04安全衛生活動にかかわる取り組み
03 主な取り組み
1、健康管理の取り組み
- ・ANAグループでは定期健康診断において共通の項目を設定し、判定基準も統一化されています。ウイングスでは全国に4か所の事業所がありますが、それぞれの地区の健康管理室と連携し、産業医や保健師による定期健康診断結果に基づく要管理者のサポートを行っています。
2、疾病予防にかかわる取り組み
社員が健康で長く働くためには病気を予防することが大切と考え、以下の5つの項目を中心に疾病予防に取り組んでいます。
- ①がん予防・女性特有疾病対策
- ・がん予防
人間ドッグ費の補助、大腸がん検診・子宮頸がん検診(HPV 検査)・前立腺がん検診の補助(郵送がん検診の補助) - ・女性特有疾病対策
被扶養者の婦人生活習慣病健診を健康保険組合で負担(特定保健指導含む)
- ・がん予防
- ②禁煙への取り組み
禁煙サポートに取り組んでいます。喫煙は本人だけでなく周囲の人にも受動喫煙による影響を及ぼすため、卒煙に向けた取り組みを後押しします。- ・産業医による卒煙セミナー
- ・社内サイトでの卒煙についての意識啓発となる情報を配信
- ・健康保険組合で「禁煙非常口キャンペーン」「オンライン卒煙サポートプログラム」を実施
- ③運動習慣の定着
- ・ANAグループが2019年に導入した健康増進アプリ「MY HEALTH WEB」を活用したWEBウォーキング大会への参加促進を通じて、リモートワークが増えたことによる運動不足解消を図っています。
- ④労働災害に関する取り組み
- ・リモートワーク時における長時間の着座や乗務員の着陸時の衝撃における腰痛等を防止するため、健康的なからだ作りを目指すことを目的とした姿勢改善プログラムを実施しています。
- ⑤新型コロナウィルス・インフルエンザ感染症対策
- ・感染状況に応じてマスク着⽤や⼿洗い・消毒の徹底、社内の換気・除菌、リモートワークの活⽤などの対策を実施しています。
- ・インフルエンザ予防接種の実施および費用補助を行っています。
3、メンタルヘルスにかかわる取り組み
- ・ANAグループのメンタルヘルスアドバイザー(精神科医師)による管理職を対象としたラインケアセミナーの受講促進や、セルフケアに関するオンライン教材の配信等により社員の心の健康をサポートしています。
- ・年度1回実施するストレスチェックにおいて、高ストレス者は産業医との面談を行い、メンタル疾患発症予防や重症化防止に取り組んでいます。
- ・社外窓口を利用したカウンセリング制度の利用促進も図っています。
4、安全衛生活動にかかわる取り組み
- ・安全衛生委員を中心に毎月1回職場巡視を実施し、職場環境の改善に努めています。また、産業医による健康講話、経営層からの情報発信を行っています。
04 健康管理指標と実績
以下の4項目について2025年度までの達成を目指した中期的な目標を設定し、さまざまな取り組みを行っています。
- ・BMI適性者比率:18.5≦BMI*<25の人の割合 *BMI = 体重kg ÷ (身長m)2
- ・喫煙率:喫煙者の割合
- ・メタボリックシンドローム該当率:40歳以上のメタボリックシンドローム診断が基準該当*の人の割合
*基準該当→腹囲の基準(男性85cm以上、女性90cm以上)に該当し、さらに血糖・脂質・血圧のリスクが2つ以上 - ・身体愁訴該当率:身体愁訴*が3つ以上の人の割合
*身体愁訴→身体にあらわれている不調な症状 (例)腰が痛い、目が疲れる、胃腸の具合が悪い、など
上記4つの指標に加え、メンタルヘルス向上(高ストレス者比率低減)に向けた施策も実施し、社員が心身共に健康でいきいきと働くことにより、パフォーマンスを発揮できる環境作りに取り組んでいます。