現場とスタッフ部門両方経験できる
総合職掌技術職は、
ANAウイングスならではの強みです
#総合職掌技術職
上村 優真
整備部 整備監理課2010年度入社-
大好きな機械いじりの先にあった航空業界。
整備の現場は最高に充実した日々子どもの頃から手先を使うことが得意でした。プラモデルやラジコンから始まり、やがてテレビを分解したり、パソコンを作ったり。将来を考えて受けた職業適性検査の結果は「機械いじり」。自動車か、飛行機か、悩んでいたところ、携わるなら“大きい方”がいいだろうという父親の助言もあり、航空業界に進路を定めました。専門学校で国家資格を取得して2010年4月に前身の会社に入社しました。
入社後約10年間は出向先の整備現業でライン整備士として経験を積み重ねました。飛行機に触れる日々は最高に充実していて、特に好きだったのが夜勤です。空港に戻ってきた飛行機を点検し、不具合があれば翌朝までに直す。工具を握り、誰よりも早く、多く直すことが楽しくて仕方ありませんでした。
1年半前にスタッフ部門に異動となり、整備部整備監理課で整備管理の委託に関する品質管理を担当しています。主な調整先は航空局と整備を委託しているANA。国の定める基準に社内規程が合致しているか、機材故障の頻度や定時運航の割合などの運航品質が私達の求めるレベルに維持されているかあらゆる角度から点検し、必要に応じて規程の改定や提言を行っています。 -
整備士として現場で培った経験がスタッフ部門でも存分に発揮できる環境
飛行機の運航は安全が第一。整備監理は整備管理の委託元として安全を“守る”立場にあり、過去に経験したすべての積み重ねが現在に役立っていると確信しています。機材に関わる特定の不具合が頻繁に発生している場合には、その発生頻度と直近で行われた作業との共通性をチェックし、自ら仮説を立てて複数の解決案を用意して委託先に提言を行います。整備実務での経験や航空機全般の知識、資料作成や説明のスキルを駆使し、先方に納得してもらえた時には「やり切った!」と大きな達成感を得ることができます。
自らの経験を存分に活かせることはやりがいにつながりますし、整備現業の経験を通して学んだ協調の大切さ、専門性はスタッフ部門において大きな武器となります。組織が大きくなると仕事が細分化されてしまうことが多いですが、整備現業を有していないエアラインにおいて現場とスタッフ部門を両方経験できる総合職掌技術職はANAウイングスならではの強みだと思っています。 -
社員の成長を考える社風の下
周囲を大切にし、後輩に新たな道をひらきたい私は仕事をする時、自分の一挙手一投足に理由を持ち、何が目的かを常に考えて行動するようにしています。整備士はお客様を乗せる機体に直接携わる仕事だからです。相手を納得させられる理由をきちんと説明できてこそ工具を握る資格がある――。そう思えるようになったのも周囲の方たちの力が大きいです。お客様を安全に目的地まで送り届けることが私たちの役割です。限られた条件下でも、優先すべきことを考えながら仕事を進めなければなりません。この考えは出向先の整備現業からANAウイングス本社のスタッフ部門へ帰任したあとも変わりません。ANAウイングスには、社員一人ひとりの成長を考えた上で自分に足りない部分をきちんとアドバイスしてくれ、積極的にサポートしてくれるあたたかさがあります。現場で頑張ってきたことが評価され、様々なチャレンジもさせてもらいました。すべては飛行機と仲間たちが教えてくれたものだと思っています。
ANAウイングスは小型機運航でグループ内において必要とされる存在です。様々な人とのつながりを大切にする会社の一員として、後輩の方たちには自分よりも多くの経験を積めるようにして、新たな道を開いてあげたいと思っています。どうしたら少しでも楽しく仕事に取り組めるか、私自身も「これは後輩のためになるだろうか?」と常に自問自答し続けています。
1日のスケジュール
- 起床
- 出社
- 部門朝礼
- 課朝礼
- 昼食
- 打ち合わせ
- 退社
- 夕食
- 仮眠
- 勉強
- 読書、トレーニング、ランニング
- 就寝