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鈴木 拓弥鈴木 拓弥
INTERVIEW

個のスキルだけではいい音楽は生まれない。
バンド同様、安全運航に欠かせない
仲間との密なコミュニケーション

#運航乗務職掌

鈴木 拓弥

運航部 Q400 乗員室2014年度入社
  • 飛行機の世界に興味を持ったのは夏休みの旅行がきっかけ

    子どもの頃、夏休みの旅行で沖縄に行ったときに利用した羽田空港がすごいなと思ったのが航空業界に興味を持った最初の体験です。まだ小学3年生でしたから明確な目的意識があったわけではありませんが、ここで働けたらなという軽い思いが芽生えたというところでしょうか。それが確実な目標に変わっていったのは、中学生の頃にパイロットを主人公にしたドラマを再放送で見たことがきっかけです。
    高校時代に進路指導で先生に「将来はパイロットになりたい」という夢を話すと、ANAの支援で運航乗務員を養成するコースができた大学がある、と教えてもらい夢の実現へのプロセスが現実のものとして見えてきました。無事、航空操縦学専攻過程に合格し、運航乗務員になるという夢への一歩が始まりました。

    鈴木 拓弥鈴木 拓弥
  • 安全運航の責任者としての充実感。伸びていく会社とともに自分も成長

    私の大学時代に、ANAグループ国内線の一翼を担う会社として3社が合併して誕生したのがANAウイングス。年を追うごとに、路線を拡大し新機種を導入していく積極的な企業姿勢に惹かれて早くから注目していました。成長していく会社なら、色々な空港へと運航するチャンスも多く新しいことにチャレンジしていけますからね。自らの操縦技倆を高めるという意味でも、離着陸回数の多い国内線が舞台だということは大きな魅力でした。
    現在は機長資格を持つ運航乗務員として、DHC-8-400の操縦に携わっています。今はまだ機長に昇格して間もない時期ではありますが、安全運航の責任者として充実感を持って仕事に取り組んでいます。運航乗務員という仕事の魅力は、悪天候や空港の状況の変化といった不測の事態を乗り越えて安全かつ快適にお客様を送り届けられたときに感じる達成感です。直近では夏の雷雲の影響で、着陸する空港の滑走路が混雑している中、進入経路や着陸の方法を吟味し、副操縦士と連携を取りながら安全に着陸することができました。こういったときに欠かせないのが、一歩引いて状況を俯瞰して見る視点。そして、言葉の取り違えといったエラーの芽を摘むことも大切ですね。ずいぶん前から声量や滑舌には気をつけてシンプルにわかりやすく話すように心がけています。
    航空機を操縦するというこの仕事に、高校時代に打ち込んでいた軽音楽のバンドに近いものを感じることがあります。バンドでは個々人の演奏スキルが高いというだけでは、良い音楽は生まれませんよね。周りが出している音を聞きながら、そこに自分の音を表現することで、気持ちのいい音楽が生まれるわけです。それはフライトにおいても同じことが言えると思います。天候や目的地の空港の状況、法律や規程に基づきフライトプランが立てられ、整備部門や旅客部門などの不断の努力のおかげで、初めて安全な運航が成り立つのですから。

  • 子どもたちが小さい今は、
    できる限り家族と向き合っていきたい

    実はもうすぐ3番目の子供が生まれます。子どもが生まれるたびに育児休職制度を利用しています。でも、運航乗務員は直近の乗務から90日が過ぎると復帰のための訓練が必要になるので、数ヶ月間という限られた期間しか休みがとれません。そこで、育休の期間はしっかり家族と向き合うためだけに時間を使うよう心がけています。
    現在、担当しているDHC-8-400だけでなく、B737-800を操縦する資格を取りたいという気持ちは、もちろんあります。夢に見ていた運航乗務員になったからには、色々な機材に乗ってみたいと思うのは自然ですからね。でも、今は子どもたちのことを第一に考える時期。子どもたちが小さい今は、安定した環境で、しっかり家族と向き合っていくことが大切だと考えています。

    鈴木 拓弥鈴木 拓弥

1日のスケジュール

  • 起床。フライト準備、身支度、食事
  • 出社。同乗クルーとブリーフィング
  • 乗務 伊丹から高知へ
  • 乗務 高知から伊丹へ
  • 乗務 伊丹から松山へ
  • 乗務 松山から伊丹へ
  • 乗務 伊丹から秋田へ
  • 昼食、デブリーフィング後、退社。秋田ステイ
  • ステイ先で同僚と夕食
  • 就寝
鈴木 拓弥

まだ見ぬ「新時代」へとんでゆけ。

紛争や災害、そしてパンデミックの影響で世界情勢が不安定化し、私たち航空業界を取り巻く環境も大きく変化しました。でも、着実に成長を続けるANAウイングスは、新たな時代の荒波に乗っていくポテンシャルを持っています。私自身も将来は新しいステージに立ち、今とは違う時代に果敢に挑戦していきたいと思っています。

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