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CROSSTALK総合職掌事務職×総合職掌技術職×運航乗務職掌×客室乗務職掌

社員座談会

ANAウイングスの魅力のひとつに、職掌や年次の垣根を超えた風通しの良い社風をあげる社員が多数。コンパクトな会社だからこその社員同士の距離の近さと全社員が一丸となってANAウイングスの安全運航を支えているチームワークについて、職掌を超えて語り合います。

  • 吉本早耶香吉本早耶香
    総合職掌事務職

    吉本早耶香

    就活での志望動機として「地方を活性化したい」という志のもと、福岡に初期配属。3年間の勤務後、現在は、羽田で主に運航乗務員のスケジュール管理を担当。乗務員とスタッフ一丸となって日々のオペレーションを維持。

  • 三田剛三田剛
    総合職掌技術職

    三田剛

    入社18年目。整備士としての経験をもとに、現在は管理職として危機管理対応と航空保安を担当。年次に関係なく、既存の形にとらわれず新しいことにもチャレンジできるANAウイングスに無限大の可能性を。

  • 鈴木拓弥鈴木拓弥
    運航乗務職掌

    鈴木拓弥

    機長資格を持つ運航乗務職掌として、現在DHC-8-400を操縦。整備部門の努力や客室乗務員の機内サポート、地上スタッフ達の力の結集で、安全かつあんしんな運航が成り立つことを日々実感。

  • 細貝沙喜子細貝沙喜子
    客室乗務職掌

    細貝沙喜子

    2011年に既卒採用でANAウイングスに入社後、一度退職ののち、2018年に再雇用で入社。現在はGS(班長)として客室乗務員のとりまとめに従事。班員達の多様性を大切にしながら自律的に成長できるようサポート。

部署や業務、年次は関係なし!様々な形で活発に発信される社内コミュニケーション

  • ――現在行われている社内でのコミュニケーションの機会について教えてください。

    • 鈴木

      「各支店での活動が共有されるGoogle ChatやGoogle Spacesなどはもちろん、それ以外に私は2か月1回催される『班会』に参加しています。これは、運航乗務員7~8人の班で構成されるもので、機長や副操縦士などが集まって日々の疑問点や悩みなどを情報共有する場です。最近は、管制官との交流会や他の空港旅客メンバーなど、班員以外の他分野の方が参加することもあるので、幅広い人達と出会うことのできる場になっています。
      あと、『空楽隊』という関西地区のANAグループ社員で構成する音楽バンドにも所属しています。総勢30人位で、空の日のイベントや地域の公共施設などに行って演奏するというお客様と一緒に楽しむ広報活動のひとつです。コロナ禍では、YouTubeを駆使した配信もしました。」

    • 細貝

      「私は、仕事と育児の両立支援の取り組みの中の『キラキラプロジェクト』の運営に携わったり、『きっずでぃ』に娘と一緒に参加して、他部署のお母さんやお父さんたちと交流をしています。
      さらに、今年は安全に関する取り組みのひとつとして慰霊登山にも参加しました。客室乗務員だけでなく、役員や他部署の方々など約70名と一緒に登りました。
      他にも、私はフライトがあって残念ながら参加できなかったのですが、コロナが明けてからの地区活動として、羽田支店の皆で集まってバーベキュー大会も開催されました。」

  • ――バーベキュー大会などのレクリエーション活動は、羽田支店だけでなく他の地区でも、部署や年次を超えた交流の場として、積極的に開催しているとのこと。
    羽田、中部、関西、福岡4つのベースが連携した催しもいろいろあるようですね。

    • 吉本

      「そうですね。私は、昨年中部支店と羽田支店で実施したチャーターフライトや格納庫での『航空教室』に、ボランティアとして同期と一緒に応募して参加しました。行ったことのなかった中部支店に行くことができ、他支店の方々とも交流することができました。」

    • 三田

      「スケジュール次第ではありますが、私は月1~2回、技術職を中心とした仲間達でバーベキューなどを実施しています。ベテラン管理職と若手が混在する年次や職場を問わないメンバーです。私は一級船舶の免許を持っているので、船をレンタルして釣りにも行きますが、多い時は10名位集まることもあります。」

  • 鈴木拓弥鈴木拓弥
  • 三田剛三田剛

他部署への理解を深める環境

  • ――そんなコミュニケーションの場がたくさんある中、業務でも、他職掌との交流を深めるための取り組みがあるそうですね。詳しく教えてください。

    • 鈴木

      「運航乗務員は、入社してから訓練に入るまでの約1年間、社内の様々な部署で『他職種研修』を実施します。私は、本社の運航部に配属となり、運航乗務員の資格管理や規程の変更などのサポート業務を行っていました。こういった仕事を経験することで、航空会社にはいろいろな仕事があり、地上からのサポートがないと飛行機は飛ばせないということに改めて強く気づかされました。自分が飛行機を飛ばす以外の仕事を理解する環境があると、チームワークの向上に繋がりますね。」

    • 吉本

      「私は、業務外なのですが福岡地区で実施していた勉強会で、他職掌の方々とのつながりを感じました。毎月、担当者が興味のあることを調べてプレゼンする場があり、この機会に飛行機のことを勉強したいなと思っていろいろ調べていた時に、先輩に整備士の方を紹介していただきました。実際の機体やコックピットなど普段ではなかなか見ることができない所にも案内していただき、とても勉強になり、良い経験ができました。」

  • ――三田さんは、「運航の仕事において、整備の考え方はどの部署でも必要だ」とおっしゃっていますね。

    • 三田

      「はい。整備士の業務として学んだPDCAサイクルは、どの業務でも活用することができます。また、整備以外の部署の仕事についても理解を深めることは重要だと思っています。今は本社で働いているので、すぐ近くに運航乗務員や客室乗務員、総合職の仲間がいて、いつでもわからないことをすぐに聞くことができる環境で仕事ができるのは非常に幸せだなと思っています。」

  • 吉本早耶香吉本早耶香
  • 細貝沙喜子細貝沙喜子

コンパクトなANAウイングスだからこそのコミュニケーションのとりやすさ

  • ――情報発信や声掛けがしやすい環境だと皆さんおっしゃっています。

    • 細貝

      「ANAウイングスの運航機材では、運航乗務員2名と客室乗務員2名または4名のコンパクトな編成なので、お互いの距離が近く、強いチームワークの発揮に繋がっていると思います。コミュニケーションがとりやすく、ビジネスやレジャーなどお客様に合わせた細やかなアナウンスやクルー同士で小さな疑問も共有しやすい安心感がありますね。
      また、フライトへ出発する時や帰着の時は、“いってらっしゃい”“おかえりなさい”と、必ずスタッフの皆さんに声をかけてもらえるので、ホームに帰ってきた安心感があってウイングス社内にはいつも温かさがあるなと実感しています。」

    • 吉本

      「そうなんです。同じ部署の先輩達はもちろん、他部署の方々も、少し元気がなさそうにしていると“最近どう?”と声をかけてくださったり、業務の中でも“これ良かったよ”と言いにきてくれる先輩もいらっしゃるので、毎回励みになって、頑張って良かったなと元気をもらっています。」

    • 三田

      「大規模な組織だと、様々なステップと確認事項が必要になり、多大な時間と労力が取られてしまうことがあります。縦組織での意見の違いなどでうまく進みにくいことも多々あるかと思いますが、ウイングスはちょうどよい規模感なので、大きな壁を感じることなくいろんなことにチャレンジできると思います。例え失敗しても、次につながる取り組みがあるんです。今後、多くの運航便を飛ばす会社としてまだまだ大きくなっていくと思いますが、これらの考え方を変えずに成長していけたら良いですよね。」

  • ――会社の規模としては、現在男女比が男性:821名、女性:1054名。平均年齢:34.8歳です。

    • 三田

      「ANAグループの中でも平均年齢が若い会社です。私はいつの間にか平均年齢より上の年齢になってしまいましたが、頭のやわらかい若い社員達が出してくれる新しいアイデアを管理職として具現化するにはどうしたらよいのか考えていきたいと思っています。
      あと、本社はくじ引きで席が決まるんですよ。自分の席は決まっていないので、社長以外の役員も出社をしたら抽選機をガラガラ回して、どこに座るかはその日によって変わります。他部署の役員が近くに座る時もあり、業務内容以外の雑談的な会話もできるので、コミュニケーションをとりやすい環境の職場だなといつも思っています。」

  • 細貝沙喜子細貝沙喜子
  • 三田剛三田剛

イレギュラー時に発揮するチームワーク力

  • ――チームワークの重要さを強く実感できるのはイレギュラー時でしょうか。

    • 鈴木

      「先日のフライトで急病人のお客様がいらしたのですが、先ほどから出ているように客室とコックピットとのコミュニケーションがとりやすいので、瞬時に状況を判断し安全運航に繋げられた時は、ウイングスの強みを実感しました。イレギュラー時、お客様にあんしんを感じていただくためにも、お互いの業務を理解してどんな情報が必要なのかを予見して早めに伝えることができたのは、近い距離で日々コミュニケーションをとっていることが活きたのだなと改めて感じました。」

    • 細貝

      「悪天候によるイレギュラー時もそうですね。以前、新潟が大雪の中で乗務をした際、運航便をモニターをしてくださっているデイリーの方が適宜チャットで状況確認をしてくださっていたので安心感がありました。運航乗務員の皆さんも、機体のどこに雪が積もると運航が難しくなる場合があるなど細かく丁寧に情報共有してくれたので、私たち客室乗務員も今後の見通しが見えることで、いろいろな準備や心づもりができたのでありがたかったです。」

    • 三田

      「地方に強いウイングスとして、東京が被災した場合の協力体制作りも行っています。いつ東京が被災するかわからないというリスクが考えられる中で、たとえ羽田が被災してもANAウイングスは伊丹や中部、福岡に飛行機と人がいれば運航することができる環境なので、被災したタイミングでどれだけ日本の空を維持できるかが我々の使命だと思っています。東日本大震災の時も、伊丹や中部からおにぎりを福島や花巻に積んで飛ばすなど、お客様はもちろん必要な物資なども運ぶことができたので、やはり協力体制と連携は重要だと改めて感じました。
      大企業だとすぐには実現が難しいような新たな試みも、今のウイングスだったら、“どうやったらできるのか”という前向きな意見がいろいろな部署からたくさんあがってくるんじゃないかなと思います。皆同じベクトルで、今何をすべきかがきちんと話し合える環境だと思っています。」

  • ――若い方々も、臆する事なく様々な意見が言えたりコミュニケーションがとりやすいと良いですよね。

    • 吉本

      「私も日々のオペレーションをサポートする部署で業務をしていますが、先輩後輩の区別なく距離が近くて働きやすいなといつも思っています。台風などのイレギュラー時に、デイリー業務をサポートしたことがあったのですが、運航乗務員の皆さんに何度も電話をしてしまったり、勤務変更があった場合も、快く対応いただけてありがたいなと思いました。」

    • 鈴木

      「運航乗務員はイレギュラー対応のサポートをする部署で他職種研修を経験する人もいて、そういった実情を知った上で乗務をしている人も多いです。イレギュラー時は元々のスケジュールが大幅に変わることもありますが、社員全員が協力と理解をし合って、運航便の維持に努めていますね。」

  • 鈴木拓弥鈴木拓弥
  • 吉本早耶香吉本早耶香

育児休職取得率(男性):64.7%
育児休職復職率(女性):94.7%
仕事と育児の両立制度も充実しています

  • ――育児休職制度などはいかがでしょうか。

    • 細貝

      「出産後にANAウイングスに再雇用で入った私は、育休はとっていないのですが、『短日数就労選択制度』という制度を利用して、今は短日数65%制度で勤務しています。フルタイムで働く場合は、育児日が毎月3日取得できるので、昨年はこちらを利用しました。
      様々な環境で働くママさんも増えているので、情報共有もしやすいです。」

    • 鈴木

      「私は、過去に2回育児休職を取得しました。1人目の時は3カ月弱、2人目の時は約1か月でしたが、再来月には3人目が生まれる予定なので、また取得する予定です。昔は、運航乗務員の育休育児休職についてあまり浸透していなかったと思いますが、徐々に運航乗務員も取得しやすい雰囲気ができて、仕事の合間をぬってまとまった休みがとりやすくなったと思います。」

    • 三田

      「育児休職取得率64.7%ですか。私は36%の人間で育児休職は取得しませんでした。でも、私も最近は子どもの習い事の見送りなどに、うまくフレックス勤務制度やリモートワークを組み合わせて活用させてもらっています。会社全体で制度が整っている上に、社内に理解のある方が非常に多いので躊躇なく子育てとの両立ができます。特にコロナ禍以降は、オンラインでのミーティングも主流になったので、部署に関わらず皆がいろいろな制度を活用しやすい仕組みが進んだのではないでしょうか。」

    • 吉本

      「私の部署でも『短時間勤務制度』を使って働いている総合職の先輩方がいるので、子育てをしながら仕事を続けることができるのだなと感じています。」

  • 三田剛三田剛
  • 鈴木拓弥鈴木拓弥

さらなる高みをめざして

  • ――今後のパワーアップのために、これからこんな事ができたら良いなと思うことがあればお聞かせください

    • 鈴木

      「三田さんたちのように本社で働く方々は、普段から違う部署の方と交流しやすい環境が整っていると思うのですが、私たちのように現場でフライトしている立場だと日常業務においてはクルーとの会話がほとんどです。今後、他職掌の皆さんと一緒に学ぶ場として、ANAウイングス独自の『他職掌との1日研修』があると良いなと思っています。研修内容は、コミュニケーション能力向上に特化したプログラムにして、年次や部署にとらわれずお互いの気づきを得る場にするのはどうでしょう。私は普段、専門業務に特化しすぎているので、コミュニケーションの取り方や仕事の仕方について、皆さんが工夫されていることを学んでみたいです。個々の能力や各職掌の特性などを踏まえた対話による相互作用が生まれて、日々の業務に繋がるチームワークを築ければと思います。」

    • 吉本

      「良いですね。逆に私は実際の運航乗務員の業務についてもっと知りたいなと思っています。どんな訓練があるのかなど、現場を深く知る機会があることで、より良いスケジュールが作成できるのではないでしょうか。」

    • 細貝

      「私は前職が地上職だったのですが、他の業務も経験してみたいなと、皆さんのお話を聞いて改めて思いました。
      また、地区活動やセミナーを通して、社員同士の交流の場が増えるのも良いですよね。秋に参加した慰霊登山が他部署の方とお会いする良い機会になったので、地区活動にも積極的に参加して様々な部署の方とコミュニケーションを取っていきたいと思います。」

    • 三田

      「DEIについて、整備部門での具体的な取り組みはまだこれからなのかなと思いますが、現場にはママさんで国家資格を持つ整備士もいるなど、育児休職を始めとする様々な取り組みがすでにあるので、グループ全体でこれからも意識醸成が進むと良いですね。」

  • ――人事交流の一つとして、グループ他社からの出向者も多いようですね。

    • 三田

      「ウイングスはまだ若い会社なので、マネジメント層などは出向者が多くなる場合もありますね。私も以前出向をしていたことがあるのですが、外からウイングスという会社を見ることができたのは、良い経験だったなと思っています。」

    • 鈴木

      「私自身は出向したことはありませんが、他職種研修時はグループ他社の方々と関わることも多くありました。その経験を通し、ウイングスは改めて機動力がある即断即決な会社だなと思っています。あと、ウイングスは笑顔がたえない会社だというのも良いですね。」

    • 三田

      「皆からウイングスは働きやすくて良い会社だよねと言ってもらえることが多くて嬉しく思う一方、今後は我々だけでしっかり回せるようになっていかなければとも思っています。自立はいつになるのか?どうやったら進められるのか?などがよく話題になりますが、管理職だけでなく若手も含めた皆で話をして、一緒に会社を盛り上げていけたら良いですよね。
      まもなくANAウイングスは15周年。20周年もあっという間だと思うので、今後も全員で協力してANAウイングスを盛り上げていきましょう!」

※座談会はオンラインで行われました。

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