

上司と部下の関係もフラット。
新人でも臆することなく仕事ができる
提案したことが実現しやすい環境です
#総合職掌事務職
小林 孝行
運航部 乗務サポート課 主席2009年度入社-
ワクワクする楽しさを提供できる
航空業界へ就職羽田空港が近い場所で育ったので、小さな頃から飛行機は身近な存在でした。空港は非日常的でワクワクする場所。そんな楽しさを提供する側になりたいと思って航空業界への就職を目指しました。大学での専攻は政治学。地方政治なども学んだので、地域のために何か良いことができないかなと思い、当時、北海道ローカルと大阪ローカルの運航を中心に行っていた前身の会社に入社。会社説明会に参加したとき、チームワークを活かして「みんなで飛行機を運航している」という印象を強く受け、ここで働いてみたいと思ったのを憶えています。
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悪天候時もみんなで知恵を出し合って飛行機が定時に運航できるように調整
今、私が所属しているのは運航部乗務サポート課で、管理職として運航乗務員の勤務管理や勤務スケジュール作成を主に行っています。それに加えて、アルコールチェックなどに使用する備品管理、制服関連の対応など、日々の乗務に必要なサポートも行っています。
私たちの仕事は運航乗務員がスムーズに勤務できるために支えていくということはもちろんですが、お客様にご迷惑をかけないように定時に飛行機を運航させなくてはいけないというミッションもあります。
その目的を達成するために最も大変なのが天候への対応。飛行機は雪や台風、雷などの悪天候により運航に影響が出ることがあります。たとえば滑走路に雪が積もって除雪作業が入ると待機状態になり、運航がどんどん遅れていってしまいます。
運航乗務員と客室乗務員は1日で働く時間が限られているので「もう時間が迫ってきた。どうしよう」という状況になることもあり、そこで私たちの調整力が問われることになります。どんな状況であろうと、他の人員を確保するなど、細やかに調整して飛行機が毎日同じ時間に飛ぶことができるようにしています。
「難しい状況の中でどうすればうまくできるのか」を各部で知恵を出し合って考え、それを乗り越えたときは素晴らしいやりがいを感じることができる仕事だと思います。 -
運航管理者の資格取得が
今の仕事の大きなベースに私は運航管理者の資格を保持しているのですが、それは今の仕事にとても役立っています。航空業界への就職を目指す方からの関心が高い資格ですが、取得するのは簡単ではありません。講義を受けたあと、1年間実務経験をして、その後に学科試験や実地試験を通らなくてはいけないため、取得まで2~3年程度かかります。
大変ですが、航空路や管制、燃料計算の仕方、航空気象、空港特性など、航空機運航に必要な知識・経験を得ることができました。運航乗務員と話すときも今の状況や気持ちを想像しやすく、スムーズなコミュニケーションが取れていると思います。 -
会社の規模が小さいからこそ社員1人ひとりの強みを発揮
ANAウイングスは設立から長くありませんが、若い会社だからこその柔軟性や機動力があります。比較的ゼロベースでできるので、社員が提案したことが実現しやすい環境だと思いますね。上司と部下の関係もフラットで、私は上司の立場になりますが、新人でも1人の人間、1人のスタッフとして仕事をしてもらっています。
私の部署は何が起こるのかわからないので、常に緊張感のある状況の中で仕事をしていますが、人間関係など余計なストレスがないので、やらなければいけないことに集中して取り組めると思います。
また、会社の規模が小さいからこそ、スタッフの顔も見える。それぞれの強みもわかるし、誰が何をやっているのかわかるので、悪天候などイレギュラー事象やトラブルが起きたときには逆に強いと思います。
現在、ジャンボ機など大型機は主流ではなく、中型機や小型機がメインになってきています。バイオ燃料への移行やインバウンド需要など、状況は変わりつつあり、今後、航空業界も新たな形になっていくのでは。10年後には個人で操縦する空飛ぶタクシーも当たり前になっているかもしれません。将来を見据えれば、小型機運航はこれからどんどん需要が高まり、注目される分野になっていくのではないでしょうか。
1日のスケジュール(早番の場合)
- 起床
- 出社(デイリーインチャージライン業務)
- 当日のオペレーション状況の確認、運航監視業務
- 休憩
- ライン業務終了
- 担当業務、未割対応など
- 退社
- 翌日の業務スケジュール確認
- 就寝