INTERVIEW
総合職掌技術職

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SHINO TANIGAWA
松本志乃

ANA大阪空港(出向)
2011年度入社

航空専門学校で慣れ親しんだ
プロペラ機の整備をしたい

何社か見学した中で、雰囲気がいいなと感じたのがANAウイングスを志望したきっかけです。航空整備士になるために北海道で3年間を過ごした航空専門学校で整備を覚えたのがプロペラ機。キャリアをきちんと積むには同じプロペラ機を扱った方がステップを着実に踏めるのではという理由もありました。でも学生時代に扱っていたのは小さなセスナ機。ANAウイングスで整備するのは同じプロペラ機といえども高性能なエンジンを搭載し、巡航速度時速650kmのボンバルディアDHC8-Q400。実際に整備に携わってみるとシステムも複雑で全然違っていました。乗客数も70名以上と多くの命を預かるわけですからね、当たり前です。

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ひとつ目の一等航空整備士取得は一人前の整備士へのスタートライン

入社してから第一のハードルは一等航空整備士の資格を取ることでした。学生時代の勉強と違って参考書がある訳でもないし、攻略法や近道がある訳でもありません。ただ、ひたすら分厚いマニュアルと格闘する毎日。猛勉強に耐えて、社内試験をくぐり抜けて、国家試験に挑みDHC8-Q400の一等航空整備士の資格を取得した時の達成感は忘れられません。でも、私が取得したのはたったひとつの機種の一等航空整備士のみ。ここが一人前の航空整備士へのスタートラインだと思っています。この仕事は本当に奥が深いと思います

私たちが携わるのは、
スピードと正確さが求められるライン整備

エアラインでの航空機の整備には大きく分けてライン整備とドック整備があります。各空港に到着した航空機を安全に航行できるよう出発までに点検整備するのがライン整備。一定期間ごとに機体を格納庫で点検整備するのがドック整備、車にたとえるなら車検です。ほかにも電子機器やエンジンを専門に整備する部門もあります。そのな中で私たちが担っているのはライン整備。航空会社に求められる「安全性」と共に重要な品質のひとつである「定時性」に直結した正確さとスピードが求められる部門です。入社7年目ということもあって、最近ではコントロールサイドという整備士の配置や整備記録を管理する役割をまかせてもらうこともしばしば。今までの努力が認めてもらえて、やりがいが感じられる環境です。

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達成感を感じるのは不具合を直した時、時間内にリリースできた時はうれしい

私たちライン整備が重視しなければならないのは「安全運航」と「定時性」です。だから、不具合があるとパイロットから申し送りがあって、それを直して予定した時間内にリリースできると本当に達成感があります。飛行機が出発する時に手を振ってお見送りする時も、いつもよりニコニコしてしまいますね。私はいつも勤務している伊丹空港を離れて他の空港に出張することがあります、頻度は月2回ぐらいかな。慣れ親しんだ整備環境とは違うし、天候も違う。だから、出張に出るようになった頃から、日本全国の天候を気にするようになりました。伊丹に着くのは北海道から沖縄まで全国の空港を飛び立った飛行機です。伊丹から飛び立って、どこに向かうのかを考慮することも大切です。

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エアバスA320の一等航空整備士取得へ、
1年以内での資格取得をめざしています

3年前に取得したのがボンバルディアDHC8-Q400の一級航空整備士資格。次にめざしているのはエアバスA320の一等航空整備士です。この資格取得のため覚えなければならないことは本当に多くて大変。でも、1年以内で資格を取りたいと思っています。当社に限らず航空整備士をめざす皆さんに必要なのは知識や技術よりも、行動力やコミュニケーション力だと思います。その中でも人のアドバイスを受け入れる素直なスタンスが一番大切。素直な心を大切にしていければ、色々なノウハウを先輩や上司から吸収して整備士として成長し続けられると思います。

1日のスケジュール(早番の場合)

  • 3:00

    起床

  • 5:30

    出社、早番出勤の場合はタクシーで出社

  • 6:00

    勤務開始、全体としての予定や注意事項を共有します。遅番勤務のチームとのブリーフィングは重要

  • 7:00

    作業開始、スケジュール表で担当する機体・作業内容を確認し、的確に作業配分することがコントロールサイドの重要な仕事

  • 12:00

    昼食、仲間とコミュニケーションをとりながらひと息つきます

  • 13:00

    午後の作業開始

  • 18:00

    作業終了、工具や作業で出たゴミなどをきれいに片付けることは事故防止の面でも大切

  • 19:00

    デブリーフィング、遅番勤務のチームへの引き継ぎ。万が一作業途中になっているものがあれば、確実に伝達

  • 20:00

    退社、帰宅後に夕食を済ませたら、就寝までの時間はエアバスA320の整備資格取得に向けた勉強に当てています

こんな夢が叶いました

「一等航空整備士取得は夢のスタート地点」

目の前にある不具合だけでなく、この飛行機は次にどこに向かうのか、その日に何便飛ぶのかといったことまで総合的に考えて整備に当たることができるようになっていきたいですね。夢はどんな課題やトラブルにも即座に対応できる、頼れる航空整備士へと成長し続けることです。

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