業務に役立つ知識やスキルの習得サポート、仕事と育児を両立できる制度、各種福利厚生制度などが充実しています。
働きやすく、暮らしやすい。ANAウイングスならではのワークライフバランスを考えた制度をご紹介します。
ANAウイングスでは結婚しても育児をしながらも社員に長く働き続けて欲しいと考えています。そのために発足したのが「キラキラプロジェクト」。ママになってもパパになってもキラキラ輝く人財であって欲しいという願いを込めたネーミングです。今回は毎年3支店で行われる「キラキラセミナー」をリポート。「キラキラプロジェクト」に込められた意図を探っていきます。
大阪国際空港ターミナルにある会場に続々と集まってくる子どもたちを連れたママやパパ。「会いたかった!」と久しぶりの再会に心はずませる声、「こんなに大きくなったんやね」と子どもの成長を互いに喜ぶ声があちこちであがっていました。会議室の一角が区切られて授乳スペースやプレイルームに早変わり、子どもたちの歓声が響きます。これは2018年11月中旬に行われた「キラキラプロジェクト」の、仕事と育児の両立を支援する「キラキラセミナー」での一幕。参加者の多くがシフト勤務の客室乗務員です。看護日や育休日など育児にまつわる休日やベビーシッターサポートといった制度の活用は重要な課題。制度説明では交わされる質疑応答にも熱が入ります。
「キラキラプロジェクト」は仕事と子育てを両立して長く働き続けられる環境づくりを目的にスタート。子育てをしながらも仕事を続けたいと望む社員の自発的な声に応えるカタチで推進している社内プロジェクトです。トップダウンの取り組みではなく、社員の希望を叶えるためボトムアップで現実化された取り組み。女性活躍推進法の施行より遡ること5年と2011年にいち早く発足しました。
ANAウイングスは1300名以上を数える社員のうち半数が女性。産休や育休を取る女性社員が年々増加しています。仕事と子育てを両立する社員が増えるのに伴って、社員が安心して長く働き続けられる環境整備や風土醸成が企業にとっても必要になってきていたのです。子育てしながら働き続けられる制度が周知されていなければ利用者数は増えません。また、職場が制度の利用を歓迎しない雰囲気を醸し出していれば、産休や育休を取りづらいもの。制度の対象者へのアナウンスと産休・育休を取りやすい企業カルチャーを育むことは急務。女性が長く働き続けられる制度を会社として設置しても、それが活用されなければ制度として意味をなさないのですから。
礒脇浩子
客室部関西客室乗務室客室乗務グループ
2006年度入社
産休・育休取得期間:1年8ヶ月(第一子)、1年1ヶ月(第二子)
「キラキラプロジェクト」には創設時から関わっています。夢は子どもを育てながら働くことが当たり前になること。現在は2018年に生まれた第二子を大阪国際空港内の保育園に預けて客室乗務員として働く毎日を送っています。これも夫や長女の協力あってこそ。
中島悠衣
客室部関西客室乗務室客室乗務グループ
2006年度入社
産休・育休取得期間:1年8ヶ月
結婚した時も出産した時も仕事との両立ができるのだろうかと不安に感じて迷っていました。でも「キラキラプロジェクト」に勇気づけられて復職。復帰して最初のフライトは不安があったけれど、思っていたより身体が覚えていて自信がつきました。やっぱり復職してよかった。
女性が長く働き続けられることを目指した「キラキラプロジェクト」から生まれた取り組みが社内向けのウェブサイト。その内容は産休・育休から復職に必要な手続きの解説、そして様々な勤務体系の社員がどのように仕事と家庭を両立しているか、具体的な1週間のスケジュールを掲載するコンテンツなど盛りだくさん。ウェブサイトには悩み相談ができる掲示板も設置されています。冒頭で紹介した「キラキラセミナー」もこの取り組みのひとつで2018年11月の開催で関西支店では4回目を数えます。ここでは子育て支援制度の利用促進のためのアナウンスに加え、外部より講師を招いての講演。さらには先輩のママさんCAに育児のコツやベビーシッターの活用法を聞いたり、休職中または復職時の不安を相談できる機会を設けたりと、現役ママの発案による多彩なコンテンツを展開しています。「キラキラセミナー」を11月に開催するのも現役ママらしい発想。保育園の入園申し込み締め切りは入園が4月なら前年の12月初旬がほとんど。11月のセミナー開催なら様々な知識をすぐさま活用できるのです。ママさんCAと手続きを担う総務グループ主体で企画運営している「キラキラセミナー」らしい細やかな配慮です。
育児と仕事を両立する先輩や上司といったロールモデルが身近にいることは、周囲のスタッフにとっても心強いこと。機内で赤ちゃんが泣き出した時、子育て経験があれば、機内の温度が暑すぎたり寒すぎたりしていないかとか、照明が明るくて眩しいのかもしれないといったように自分の経験に基づき落ち着いて赤ちゃんのケアを考えることができます。3歳の子なら、このキャラクターが好き、こんなことに興味があるかも、と自らの経験をベースに色々な発想が広がってコミュニケーションの糸口になることもしばしば。客室乗務員の仕事は育児に限らず様々な個人的な経験が生かせる奥の深い仕事なのです。
懐妊が確定された日の翌日から、子どもが満1歳に達する日が属する月末までの、本人が希望する月末まで取得することができる。会社が認めた事由により延長する場合は、最大子どもが満1歳に達する日の月末が属する年度末まで取得することができる。
小学校就学までの子どもを養育する者に関する措置として、子どもが小学校3年生まで(子どもが満9歳に達する日の属する年度の3月31日まで)の適用期間に申し出をすることにより、1ヶ月のうち3日までの育児日を取得することができる。
子どもが小学校に入学する前年度の末日まで、子どもの負傷、疾病の看護、予防接種、健康診断のために年度ごとに対象となる子どもが1人であれば5日間、2人以上であれば10日間の看護日を取得できる。
子どもが小学校3年生まで(子どもが満9歳に達する日の属する年度の3月31日まで)1年単位で年間休日数238日/174日を選択することができる。
子どもが小学校3年生まで(子どもが満9歳に達する日の属する年度の3月31日まで)本人が希望する期間は、勤務を短縮することができる(総合職掌が主に対象)。
会社がベビーシッター費用を一部補助する。
配偶者が東京、大阪、名古屋、福岡に転勤した場合、帯同するにあたって、所属基地(ベース)を変更できる。
※客室乗務員のみ適用。東京、大阪、名古屋、福岡の4ヶ所にベースを持つANAウイングスならではの制度だといえる。